お腹まわりが気になり始めたら要注意|肥満と糖尿病の関係

〒486-0906 愛知県春日井市下屋敷町字下屋敷1番地2
0568-31-3361
ヘッダー画像

肥満と糖尿病の関連性について

お腹まわりが気になり始めたら要注意|肥満と糖尿病の関係

「お腹まわり」が気になり始めたら要注意。肥満と糖尿病の深い関係とは?|春日井市の加藤クリニック

「最近、お腹が出てきたけれど、元気だから大丈夫」

「少し太ったのは、美味しいものを食べている証拠かな」

そんな風に、増えてしまった体重を少し楽観的に捉えてはいませんか?実は、医学の世界では「肥満は糖尿病への最短距離」と言われるほど、両者には切っても切れない深い関係があります。

春日井市の加藤クリニックでは、単に「痩せなさい」と指示するのではなく、なぜ肥満が糖尿病を招くのか、その仕組みを正しくお伝えし、患者さまと一緒に無理のない改善策を考えていきます。この記事では、肥満が体に与える影響と、最新の治療法について詳しく解説します。

「肥満」の基準を知っていますか?

そもそも、どこからが医学的な「肥満」なのでしょうか。まずは、ご自身の現在の状態を客観的に把握することから始めましょう。

BMI(体格指数)の計算方法

肥満の判定には、世界共通の指標であるBMI(Body Mass Index)を使用します。

BMI = 体重(kg)/身長(m)^2

例:身長170cm(1.7m)、体重80kgの方の場合

80÷ (1.7×1.7) = 27.68

BMI数値

判定

18.5未満

低体重(痩せ)

18.5〜25.0未満

普通体重

25.0〜30.0未満

肥満(1度)

30.0〜35.0未満

肥満(2度)

35.0〜40.0未満

肥満(3度):高度肥満

40.0以上

肥満(4度):高度肥満

日本肥満学会の基準では、BMIが25以上で「肥満」と判定されます。さらに、肥満によって健康障害(糖尿病や高血圧など)が起きている、あるいは起きる可能性が高い状態を「肥満症」と呼び、医学的な治療の対象となります。

なぜ肥満になると「糖尿病」になりやすいのか?

肥満、特に「内臓脂肪型肥満」が糖尿病を招くメカニズムは、主に2つの段階に分けられます。

① インスリンの「効き」が悪くなる(インスリン抵抗性)

私たちの体の中では、膵臓から出る「インスリン」というホルモンが、血液中の糖分(血糖)を細胞に取り込ませる「鍵」の役割を果たしています。

しかし、お腹まわりに内臓脂肪が溜まると、脂肪細胞から「悪玉アディポカイン」という物質が放出されます。これがインスリンという鍵の通りを悪くしてしまい、細胞が糖をうまく取り込めなくなります。これを「インスリン抵抗性」と呼びます。

② 膵臓(すいぞう)が疲れ果ててしまう

インスリンの効きが悪くなると、体は「もっとインスリンを出して血糖値を下げなきゃ!」と頑張り、通常よりも多くのインスリンを分泌します。

しばらくはこれで持ち堪えられますが、肥満の状態が何年も続くと、膵臓はオーバーワークで疲れ果て、やがてインスリンを出す力が弱まってしまいます。その結果、血糖値がコントロールできなくなり、糖尿病を発症するのです。

「リンゴ型」と「洋ナシ型」、あなたはどっち?

脂肪のつき方によって、糖尿病のリスクは大きく異なります。

  • 内臓脂肪型肥満(リンゴ型)
    お腹まわりに脂肪がつくタイプ。男性に多く、見た目はそれほど太っていなくても、内臓の周りに脂肪がびっしりついている「隠れ肥満」も含まれます。
    ※糖尿病リスクが非常に高いのはこちらです!
  • 皮下脂肪型肥満(洋ナシ型)
    お尻や太ももなど、下半身に脂肪がつくタイプ。女性に多く、内臓脂肪型に比べると糖尿病への直接的な影響は少ないとされていますが、膝や腰への負担が大きくなります。

内臓脂肪は「普通預金」、皮下脂肪は「定期預金」

内臓脂肪は、食べ過ぎるとすぐに溜まりますが、運動や食事制限で減りやすいという特徴があります(出し入れしやすい普通預金)。一方、皮下脂肪は一度つくと落としにくいのが特徴です(解約しにくい定期預金)。

つまり、糖尿病リスクの高い内臓脂肪は、正しい対策を行えば比較的早く改善できるという希望もあります。

肥満を放置することで起こる「負の連鎖」

肥満は糖尿病だけでなく、全身のあらゆる場所に悪影響を及ぼします。これらは「死の四重奏」「メタボリックシンドローム」と呼ばれ、最終的には心筋梗塞や脳梗塞といった命に関わる病気につながります。

  1. 高血圧症: 脂肪組織を維持するために、心臓がより強い力で血液を送り出す必要があります。
  2. 脂質異常症: 中性脂肪が増え、善玉コレステロールが減ることで、血管がドロドロになります。
  3. 睡眠時無呼吸症候群(SAS): 首まわりの脂肪が気道を圧迫し、睡眠中の呼吸を妨げます。
  4. 脂肪肝: 肝臓に脂肪が溜まり、炎症を起こして肝硬変に進むリスクがあります。
  5. 関節の痛み: 体重増加により膝や腰の軟骨がすり減り、歩行が困難になります。

加藤クリニックの「医学的アプローチ」による減量と治療

当院では、根性論や過度な制限ではなく、医学的な根拠に基づいた「続けられる治療」を提供しています。

食事療法:まずは「間食」と「飲み物」から

急激な食事制限はリバウンドの元です。まずは、無意識に摂っている「加糖飲料(ジュース・エナジードリンク)」を水やお茶に変える、あるいは「なんとなく食べている間食」を半分にすることから始めましょう。

運動療法:春日井の街を歩くことから

いきなりジムに通う必要はありません。1日10分のウォーキングや、エレベーターではなく階段を使うといった、日常生活の延長線上にある運動から提案します。

薬物療法

近年、糖尿病治療薬の中で、血糖値を下げるだけでなく「自然に食欲を抑える」「尿から糖を出す」といった体重減少効果が期待できる薬が登場し、大きな注目を集めています。

  • GLP-1受容体作動薬(リベルサス、マンジャロなど)
    脳に働きかけて食欲を抑え、胃腸の動きをゆっくりにすることで満腹感を持続させます。
  • SGLT2阻害薬(フォシーガなど)
    血液中の余分な糖を、尿と一緒に体の外へ排出します。1日で約200〜400kcal(ご飯1.5杯分程度)の糖を排出する効果があります。

「糖尿病は治らない」はもう古い?「寛解(かんかい)」への道

以前は、一度糖尿病になったら一生付き合っていくしかないと考えられてきました。しかし最近の研究では、発症から間もない肥満を伴う2型糖尿病患者さまが大幅な減量(目安として15kg以上)に成功すると、薬を使わなくても血糖値が正常範囲に保たれる「寛解」という状態に至ることが分かってきました。

「もう手遅れだ」と諦める必要はありません。今、このタイミングで体重と向き合うことが、あなたの将来を劇的に変える可能性があるのです。

春日井市の皆さまへ:加藤クリニックからのメッセージ

肥満も糖尿病も、初期のうちは「痛み」がありません。だからこそ、放置してしまいがちです。しかし、数値が悪化してから後悔する患者さまを、私たちはこれまで数多く見てきました。

加藤クリニックは、春日井市のかかりつけ医として、皆さまの「健康の伴走者」でありたいと考えています。

  • 「健診で再検査と言われたけれど、どこに行けばいいか分からない」
  • 「ダイエットを頑張っているけれど、なかなか結果が出ない」
  • 「家族に糖尿病がいるので、今のうちに自分もチェックしておきたい」

どんな些細なきっかけでも構いません。まずは一度、お話を聞かせてください。最新の知見と温かなサポートで、あなたの健康維持を全力でバックアップいたします。

PageTop