慢性胃炎
慢性胃炎
「胃の調子がずっと悪い」「健康診断で胃炎と言われた」…そんなお悩みを抱えていませんか? 慢性胃炎は放置すると胃がんのリスクを高める可能性がありますが、適切な診断と治療でそのリスクを最小限に抑えることができます。
春日井市の加藤クリニックでは、検査経験の豊富な院長が、苦痛の少ない検査と丁寧な診断で、地域の皆様の胃の健康をサポートしています。
慢性胃炎とは、胃の粘膜に長期間にわたって炎症が続いている状態を指します。
一時的な暴飲暴食やストレスが原因で急激に起こる「急性胃炎」は、原因を取り除けば短期間で回復することがほとんどです。一方、慢性胃炎は数年〜数十年単位で炎症が持続し、次第に胃の粘膜が薄くなる「萎縮(いしゅく)」へと進行するのが特徴です。
最近では、胃カメラで異常がなくても胃痛などの症状がある場合を「機能性ディスペプシア(FD)」と呼び、慢性胃炎とは別の適切なアプローチで治療を行うようになっています。
慢性胃炎は進行が緩やかなため、初期は無症状のことも少なくありません。しかし、炎症が進むにつれて以下のような症状が現れやすくなります。
「体質だから」「いつものことだから」と市販薬で済ませてしまう方も多いですが、症状の裏に胃がんや潰瘍が隠れていることもあるため、検査で確認することが大切です。
慢性胃炎の原因には、ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)の感染などがあります。
当院では、患者様の負担を抑えつつ、精度の高い診断を行うために以下の検査を実施しています。
胃の内部を直接観察し、粘膜の炎症度合いや「萎縮」の進行具合を確認します。
血液検査や便中抗原検査などで、感染の有無を調べます。胃カメラ検査時に組織を採取して調べることも可能です。
原因と症状に合わせた最適なアプローチを行います。
ピロリ菌が陽性の場合、除菌が最大の予防策となります。3種類の薬を1週間服用することで、胃がんのリスクを大幅に下げることが可能です。
胃もたれや痛みが強い場合、以下の薬を組み合わせて処方します。
バランスの良い食事、十分な睡眠、禁煙など、胃への負担を減らすアドバイスを行います。
慢性胃炎(特にピロリ菌感染によるもの)を放置すると、以下のような深刻な病気に進展する恐れがあります。
A. 除菌に成功しても、それまでにダメージを受けた粘膜(萎縮)は残ります。「除菌後胃がん」という言葉があるように、除菌後もがんが発生するケースはあるため、定期的な胃カメラ検査を推奨します。
A. 食事だけでピロリ菌などの根本原因を治すことはできませんが、症状の緩和には不可欠です。脂っこいものや刺激物を控え、胃を休ませる習慣をつけましょう。
愛知県春日井市の加藤クリニックでは、外科・内科・消化器など幅広い臨床経験を持つ院長が、患者様一人ひとりの症状に真摯に向き合います。
「胃の調子がすっきりしない」「家族にピロリ菌がいた」という方は、ぜひ一度当院までご相談ください。